ヘリ救助中に落下し死亡、損害賠償訴訟が結審へ、と言うニュースを観ました
ニュースによりますと、
救助ヘリコプターから落下して死亡した男性の遺族が、静岡市を相手取り約9170万円の損害賠償を求めたが、同市は真っ向から反論。双方の主張はほぼ出そろい、12日の次回口頭弁論で結審する見通し。とのこと
山のぼりをする多くの愛好家は、おそらく、山で死ぬなら本望。想うのだろう。もちろん、活きて帰ってこその登山である。山に入るという事は、そんな軽々しいものではない。
かくいう私も、80リットルザックをかついで山に入り、テルモスを愛用する山好きである。
計画を立てて楽しく、登っているいる最中は、もぅ二度と行かない、と想いつつ楽しみ、帰って山行を見返して楽しむ。3つの楽しみがあり、へとへとで筋肉痛地獄になっても、また、行こうかな
と想ってしまうのである。
今回の事件は、まず冬の富士山であること。冬のここは死の山である。
死にに行くのと同義で考えねばならないほどの場所なのです。ゆえに、入念な下準備と
各種山岳保険にさらに保証を加えて、万全以上の装いを整えて挑むものである。
本来、レスキューなど、出動できて良い場所ではないのである。日本は、それでも
救助者がいれば、助けに行かなければならない規定がある。(一部改正されたようだが)
助けに来てもらうなど、本来あり得ないのだ、それで、救助に来てもらい、失敗して亡くなったから
訴訟などとは、片腹いたい。言語道断である。
亡くなった方は、相当な山好きであったと思う。だが、山に入るときには、家族なりに、もしもの話はかならずしておくのが常識である。山に魅入られるものは、それなりの意識が高いレベルのはずで
その辺の手抜かりがあるとは、考えにくい。
ゆえに、この家族らの訴えは、死者への冒涜ともいえる愚かしい行為である。
むしろ、称えて感謝するのが当然である。それが、故人に報いるというものである。
今回、他人ごとの様に想えない記事だったので、かなり強く書かせて頂きました。
山はアミューズメント施設ではないのです。活きるか死ぬかの世界なのです。
だからこそ、ヒトは山に惹かれるのだと想います。
私もいつか必ずそこに行きます。憧れの槍ヶ岳へ。
涸沢カールで会いましょう。
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