2017年9月20日水曜日

中越福祉会三ノ輪の郷(アタゴエフクシカイ サンノワゴウ)

近く、滋賀県にある近江学園が創立70周年を迎える。福祉人でなくとも
有名で、その名を知らない人はいないであろう。
美しく、ゆうだいな湖と共に、その輝きは薄れることはない。
園を創立した糸賀先生は、戦後の
つらい只中にある戦争孤児となられた子供たちを療育するばとして全国の
福祉の先駆けともなる活動を行った。近江学園だけではない。私の
知る限りでは、他にも多くの今の福祉施設の
かなめとなる福祉業が各地で行われ始めたのもこの時期が多い。
いかにつらい現状であろうとも
みらいを見据え
のぞみを捨てず
和の心を大切にして。福祉の基礎となる想いが生れてきていた。
野原を開墾し畑を作り、鳥を育て、まきストーブで暖を取る。
さむい日も、暑い日も、懸命に日々を生き抜いた。
とおいあの日々が、今の福祉の礎となっているのである。



今はもうなくなり、別々の事業所に分かれてしまいましたが、ものすごく昔、まだ私が
子供だった頃に、
中越福祉会三ノ輪の郷という知的・精神薄弱(当時はそういわれていました)をお持ちの
孤児や引き取り手のなかった子を守るために、私財をなげうって、山の中に今で言う
小さなコロニーを作り、生活をなさってたそうです。うちの祖母が良く話してきかせてくれました。
近江学園だけでなく、様々なところで、やがて
この世の中に光として気づきを与えてくれる存在になると確信し、県営だけでなく
民間での福祉施設ががんばってくれていたのです。
その想いは、今もなお福祉の光となって、引き継がれているのです。

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