2017年9月21日木曜日

地域移行に挑んだ実践者たち①(光)


皆さんこんにちは、コガソーシャルファクトリィ、のコガ・サナです。

今回は古めかしい旧体制の支援構造に挑み、地域の活動を目指して戦った実践者たちの
お話をします。そのかたがたのお話を講演会などで聞く機会がありました。
そのお言葉を引用してお話していきます。
 

「ある入所施設利用者が就労可能な状況になり、本人の希望もあって、保護者に就労を打診したところ、『自宅からの就労は困る。ずっと置いてほしい』と強く反対されました。当施設に入所させたのは生涯利用できると考えたからで、就職なんてしなくていいという返事でした。では、住み込みにしたらどうかと提案したら、それならいいという。要は、自宅に帰って一緒に暮らすことによって、家族の仕事や生活に支障があるという理由からだと理解できました。それなら、障害者に住む場所を提供し、通所で授産施設を利用でき、あるいは就労できる環境を作ろうとなったわけです」
 
自分の子どもが自ら就労できるようになったことを喜ばない親はいないはず。ところが、二十数年もの間施設生活を送った人が退所して自宅通勤になったとき、本人の部屋はすでになく、家族環境も大きく変わり、居場所もない。われわれ福祉に携わる人間は、障害を持った人たちも地域社会の中で生活することが重要だといいながら、入所施設に偏ったサービスしか提供してこなかったのではないか、それでいいという職員の意識にも問題があった。

 

そこで、地域に出て、障碍をもった方を共に暮らせる場への畑づくりが始まったのです。

しかし、そう簡単に事は進まないのでした。

 

 




下記にも動画をアップいたしました

https://www.youtube.com/watch?v=gFb3vOANqXs&feature=youtu.be

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