2017年12月19日火曜日

中越福祉会 その行為、改めては如何です。②







はい、ご相談頂戴しました。
「僕の施設でやっている入浴支援なのですが、とにかくぎゅうぎゅう詰めのイモ洗い状態なのです。せっかくのお風呂なのに、機械的で、温かさが無い様に感じます」


そうですね、一般的に、入所施設の入浴と言うものは、週に○○回実施しなければならないという、規定が存在しています、週に2回、だいたいが3回と言うのが多いようです。
男女日を分けて実施するところもあれば、同一日に一気に行う施設もあります、これは各施設で様々ですが、お話を頂いた施設さんでは、日替わりの3回が基本になっているようですね。


ここで、考えて頂きたいのは、入浴支援に何を求めるか、という事だと想います。
施設の入浴と言うものは、利用者さんの身体を綺麗にすること、清潔を保つことに重点を置いています、というより、それより先の、心まで温めよう。という思いやり、サービス精神は存在していません。決められた回数と、洗ってやればいいんだろ、という、何様ですか、あなた方は、と言う高みからこの施設の従業員はおられるのはないでしょうか。


そもそも、男性・女性、を一気にお湯に入れてしまおうという、前時代的な支援(これは支援とは言えないな)に甘えていることがまず、大きな過ちです。
施設内部の事情を最優先にしているから、支配的な入浴支援になるのです。
利用者さん本意の入浴ではなく、施設・従業員の都合最優先で実施されているのですから、いれてやっている気分のこの施設では、心が温まる入浴支援など、できるわけはありません。


さて、日々、それぞれ、利用者様の個々にあった、日中活動を行っているはずです、どんな活動をしたいか、各々の好みで活動をされていると想いますが(この件は次回語ります)
その活動の中に、楽しむ入浴・ゆったりと入浴する。サービスを取り入れられては如何でしょうか。
イモ洗いの、形だけ入浴。山の中の閉じ込め施設にはご理解を頂けないかもしれませんが、
利用者様のニーズ、満足度に関する質の向上を目指されるのであれば、集団の支援から、個々の
支援へと舵を切っては如何でしょうか。


人がいない、利用者の数が多い、臨時の利用者の対応もある。出来ない、無理だ。
それならば、福祉法人格と、第1種福祉事業の看板をお外しになって、少機能・小規模事業から
始められてはどうでしょう。
中越福祉会に蔓延する。殿様感覚に満ち満ちたその思いあがり、改められては如何です。

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